
公開日:2026年10月15日
この記事の要点
- 東京都新宿区のホテルと店舗の複合ビルで、フート弁の不具合で落水し「呼水槽の補給水が止まらない」状態になっていたスプリンクラーポンプの吸水管(サクション管)をフート弁ごと丸ごと引き抜いて交換し、同じ日にボールタップ・圧力計・連成計・ポンプ性能試験装置(流量計)も更新しました。
- 吸水管はふだん水槽の中に沈んでいて見えません。引き抜いてみると、水に浸かっていた部分の外面に劣化が進んでいました。
- 吸水管を「丸ごと交換」できるか、「水槽の中で切ってつなぐ」かは、天井までの高さと貫通部の固着の有無で決まります。今回はチェーンブロックで引き抜くことができました。
- 作業は平日の日中、1日で完了。ポンプまわりの不具合は、1つずつ直すより同じ日にまとめて更新したほうが、停止時間の合計や費用を抑えられる場合が多くなります。
この記事の監修者
小野津 修(チヨダ防災株式会社 新宿本社 副事業所長)
消防設備士(甲種第1類・第4類・第5類/乙種第6類・第7類)/第二種電気工事士/防火対象物点検資格者/防火安全技術者。チヨダ防災在籍15年。新宿区を中心に、消防設備の点検・工事を担当。
本記事の工事は、監修者の小野津が現地調査からお見積り、施工管理まで担当しました。
消火ポンプの吸水管(サクション管)は、消火水槽の底まで伸びた太い配管で、先端にはフート弁が付いています。ふだんは水槽の中に沈んでいて目に触れることがなく、通常の点検では、計器の表示や「フート弁が水を止めているか」といった作動状況から間接的に確認する部分が多くなります。
今回ご紹介するのは、東京都新宿区のホテルと物品販売店舗の複合ビルで行った、消火ポンプまわりの是正工事です。定期点検で、スプリンクラーポンプのフート弁の不具合により落水し、呼水槽の補給水が止まらない状態になっていること、そしてポンプの計器類が正常に表示されないことが分かりました。これをもとに、吸水管をフート弁ごと丸ごと引き抜いて新しい配管に交換し、同じ日に消火水槽のボールタップ、ポンプの圧力計・連成計、点検で吐出量を測るポンプ性能試験装置(流量計)も更新しました。
引き抜いた吸水管がどんな状態だったのか、なぜ「丸ごと交換」という判断になったのか、先日公開した蒲田の事例(吸水管を水槽の中で切ってつないだケース)との違いも含めて、写真で解説します。
目次
1. 工事の概要
| 所在地 | 東京都新宿区 |
|---|---|
| 建物 | ホテルと物品販売店舗の複合用途ビル(スプリンクラー設備・屋内消火栓設備あり) |
| きっかけ | 当社が継続して行っている消防設備点検で、スプリンクラーポンプのフート弁の不具合により落水し、呼水槽の補給水が止まらない状態になっていること、ポンプの計器類が正常に表示されないことを指摘し、是正工事をご依頼いただきました |
| 工事内容 | ①スプリンクラーポンプの吸水管(サクション管 150A・外面被覆鋼管)とフート弁(150A)の交換 ②消火水槽のボールタップ(複式・ポリ玉)の交換 ③ポンプの圧力計・連成計の交換 ④ポンプ性能試験装置(流量計)とコックピースの交換(スプリンクラー設備・屋内消火栓設備) ⑤屋内消火栓の消防用ホースの交換 |
| 施工時期・工期 | 2026年10月/1日(平日の日中) |
| 施工体制 | 当社が元請け。消火設備の専門業者(協力業者)が施工し、当社の消防設備士(甲種第1類)が現場で立ち会い・施工管理 |
| 消防署への届出 | 所轄消防署へ設置届を提出(書類の作成・届出は当社で実施) |
| 工事金額 | 非公開(建物の規模・配管の状態・交換範囲により異なります。現地調査のうえ無料でお見積りします) |
今回交換した部分(赤)。ポンプ本体とモーターはそのままで、ポンプの「まわり」をまとめて更新しました。吸水管・フート弁はスプリンクラーポンプ、計器類・流量計はスプリンクラー・屋内消火栓の両方のポンプで交換しています。
2. 吸水管とフート弁は何をしているのか
消火ポンプは、床下やピットにある消火水槽から水を吸い上げて、建物内のスプリンクラーや屋内消火栓に送ります。このとき水槽の中に伸びている太い配管が吸水管(サクション管)で、その先端に付いているのがフート弁です。
フート弁は「逆止弁」と「ストレーナー(ごみを吸い込まないための網)」が一体になった部品です。逆止弁の役割は、ポンプが止まっているあいだも吸水管の中を水で満たしておくこと。ポンプは中が空だと水を吸い上げられないため、配管の中に常に水(呼水)を溜めておく必要があるのです。
フート弁が傷んで水を止められなくなると、吸水管の水が水槽へ落ちてしまいます(落水)。すると、
- 呼水槽から吸水管へ水が補給され続け、呼水槽の補給水が止まらない
- 火災時にポンプを起動しても、空気を吸って水を送れない(空回り)おそれがある
という状態になります。落水の仕組みやポンプの空回りについては、蒲田の事例記事で図を使って詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
今回の建物の症状
定期点検で、スプリンクラーポンプのフート弁の逆止不良により吸水管内の水が消火水槽へ戻り(落水)、呼水槽からの補給水が止まらない状態になっていることを確認しました。補給水が止まらない原因には呼水槽側の給水装置の不良などもあるため、点検ではフート弁の逆止機能と給水装置を分けて確認します。今回はフート弁の逆止不良が原因でした。放置すれば、水道料金が増え続けるだけでなく、火災時にポンプが空気を吸って送水できないおそれがあります。
3. 引き抜いた吸水管はこうなっていた
今回の建物では、落水の原因となったフート弁だけでなく、スプリンクラーポンプの吸水管そのものも交換しました。吸水管は常に水に浸かっている配管です。引き抜いてみると、水に浸かっていた部分とそうでない部分の境目がはっきり分かるほど、外面の状態が違っていました。
交換前。床から少し引き上げた状態で、水に浸かっていた部分(下側)だけ色が変わっているのが分かります。
引き抜いた古い吸水管。外面にはスケール(付着物)や腐食がびっしりと付いていました。
取り外した吸水管を養生シートの上で確認。配管の長さは約4mです。
こうした状態の配管にフート弁だけを新しく付け替えても、接続部のフランジや配管自体の劣化は残ります。経年により劣化した吸水管を残したままでは数年後にまた同じ場所を開けることになりかねないため、今回は吸水管ごと新しいものに交換するご提案をしました。
新しい吸水管には「外面被覆鋼管」を使用
新しい吸水管には、外面を樹脂で被覆した消火配管用の鋼管(SGP-VS・150A)を使いました。水に浸かる配管の外面の腐食を抑えるための配管です。長さは現場に合わせて加工し、フランジを溶接して製作しています。溶接したフランジ部は、防食テープと防食塗料で防食処理をしています。
4. 「丸ごと交換」か「水槽の中で切ってつなぐ」か——判断の分かれ目
吸水管を丸ごと交換するには、古い配管を真上に引き抜ける空間が必要です。長さ4m前後の配管を床の貫通部から抜くので、ポンプ室の天井までの高さと、吊り上げるための吊り元(梁やアンカー)があるかどうかがまず問題になります。
もう一つは、配管が床や水槽の貫通部に固着していないかです。長年のあいだにコンクリートやパネル水槽の貫通部と配管が固着していると、はつる(削る)か切断しないと抜けません。
| 今回(新宿区・複合ビル) 丸ごと引き抜いて交換 |
蒲田の事例 水槽の中で切断してつなぐ |
|
|---|---|---|
| 天井の高さ・吊り元 | 天井の既設アンカーを吊り元にチェーンブロックで吊り、真上に引き抜けた | ポンプ室の天井高が足りず、吸水管を抜き上げられなかった |
| 貫通部の固着 | 固着なく引き抜けた | コンクリート床とパネル水槽の両方に固着。はつるか切断しないと抜けない状況 |
| 施工方法 | 新しい配管(外面被覆鋼管)にフート弁を取り付け、そのまま水槽へ降ろす | 水槽内で配管を切断し、新しいフート弁付きの配管をカップリングで接続 |
| 残る配管 | 水槽内の配管はすべて新しくなる | 貫通部まわりの古い配管が一部残る(段階的な施工) |
※表が切れている場合は横にスクロールできます →
どちらが良い・悪いではなく、現場の条件で選べる方法が変わります。今回は天井に吊り元があり、配管の固着もなかったため、チェーンブロックで吊り上げてそのまま引き抜くことができました。現地調査の段階でこの見極めをしておくと、当日になって「抜けない」という事態を避けられます。
5. 施工の流れ(写真で解説)
ステップ1 古い吸水管を吊り上げて引き抜く
ポンプと吸水管の接続(フレキシブル継手)を外し、天井の既設アンカーを吊り元にチェーンブロックを掛けて、配管を真上に吊り上げます。配管は重く、途中で振れると周囲の配管や機器を傷めるため、複数人で支えながら少しずつ引き抜きます。
天井の既設アンカーを吊り元にして、チェーンブロックで吊り上げます。配管の上端のフランジに吊り具を掛けています。
ステップ2 新しい吸水管にフート弁を取り付ける
新しい吸水管(外面被覆鋼管 150A)の下端に、新しいフート弁(150A)をフランジで接続します。ガスケットを挟み、ボルト・ナットを対角に均等に締め付けます。
新しい吸水管。消火配管用の外面被覆鋼管(SGP-VS・150A)です。
新しいフート弁(手前の赤い部品)。網の部分がストレーナーで、内部に逆止弁が入っています。
吸水管とフート弁をフランジで接続。ここが水槽の底に沈む部分になります。
ボルトを対角に締め付けます。写真の細いワイヤーはフート弁の弁体を開けるためのもので、水槽の上まで引き出してフックに掛けておきます。
フート弁のワイヤーは何のため?
フート弁には、弁体を手で持ち上げるためのワイヤーが付いています。点検でフート弁の動作を確認するときや、弁に異物が噛んで水が止まらなくなったときに、上から引いて弁を動かします。ワイヤーは切れやすいため、引くときは力加減に注意が必要です。また、マンホールから水槽をのぞき込みすぎると、工具を落としたり自身が落下したりする危険があります。
ステップ3 新しい吸水管を水槽へ降ろし、ポンプと接続する
フート弁を取り付けた吸水管を、再びチェーンブロックで吊って床の貫通部から水槽へ降ろします。4m近い配管を垂直に保ったまま降ろすため、ここも複数人で支えながらの作業です。降ろし終えたら、上端のフランジをフレキシブル継手を介してポンプに接続します。
新しい吸水管を水槽へ。配管が振れないよう、全員で支えながら降ろします。
水槽まわりの作業の安全対策
消火水槽のような閉じた空間では、酸素不足や硫化水素の発生のおそれがあります。当社では、マンホールを開けて作業する際は送風機で換気し、酸素濃度・硫化水素濃度を測定したうえで作業しています。
ステップ4 ボールタップ・計器類を交換し、試験で確認する
吸水管の作業と並行して、消火水槽のボールタップ、ポンプの圧力計・連成計、ポンプ性能試験装置(流量計)を交換しました(詳しくは次の章から)。すべての交換が終わったら、ポンプを起動して送水と計器(流量計・圧力計・連成計)の表示を確認します。あわせて、ポンプ停止後に吸水管の水が落ちないこと(フート弁の逆止)、ボールタップが規定の水位で止水することを確認し、通常の状態に戻して完了です。交換後は、止まらなかった呼水槽の補給水が止まりました。
6. ボールタップの交換——補給水を止める部品
ボールタップは、消火水槽に水道から水を補給する給水管の先に付いている部品で、浮き玉(ボール)が水位に合わせて上下し、水位が下がれば給水、規定の水位まで上がれば自動で止水します。トイレのタンクに入っている部品と同じ仕組みです。
なお、今回の「補給水が止まらない」はフート弁の落水が原因で、呼水槽から吸水管へ水が流れ続けたことによるものです。ここで交換したボールタップは、それとは別の消火水槽側の部品で、経年により劣化していたため同じ日に交換しました。
ボールタップが経年により劣化すると、次のような不具合が起きます。
- 止水しない:弁の摩耗や浮き玉への浸水で水が止まらず、オーバーフロー管から水が流れ続ける。気づかないうちに水道料金が増える
- 給水しない:弁が固着して水が入らず、水槽の水位が下がって減水警報が出る。消火用水が不足した状態になる
交換前(事前調査時)。浮き玉とアームの劣化が進んでいました。
交換後。給水を再開し、規定の水位で止水することを確認しました。
新しいボールタップと継手は、マンホールの上で組み立ててから水槽内に取り付けます。
今回取り付けたのは複式ボールタップ(ポリ玉)です。複式は、浮き玉の動きを2段のてこで弁に伝える構造で、単式に比べて小さな浮き玉の力でも確実に止水しやすく、大きめの口径に使われます。浮き玉は樹脂製(ポリ玉)で、水が浸み込みにくく軽量です。
7. 圧力計・連成計・ポンプ性能試験装置の交換
この建物では、点検時に「ポンプの計器が正常に表示されない」状態になっていたため、計器類を交換しました。計器はポンプ本体に比べれば小さな部品ですが、計器が狂っていると、点検でポンプの性能が出ているかどうかを判定できません。
圧力計と連成計の違い
圧力計はポンプの吐出側(送り出す側)の圧力を表示します。一方、連成計は正圧と負圧の両方を測れる計器で、ポンプの吸込側に付けます。消火水槽がポンプより低い位置にある場合、運転中の吸込側は負圧(大気圧より低い圧力)になるため、連成計が必要なのです。停止中の連成計の表示は、吸水管に水が満たされているかどうか(落水していないか)を見る目安にもなります。
ポンプの吸込側に連成計を取り付けます。
交換後の連成計(−0.1〜0.25MPa)。負圧側の目盛りが赤で示されています。
ポンプ性能試験装置(流量計)とは
ポンプの吐出側には、点検のときにポンプの性能(吐出量と圧力)を測るための試験配管が分岐しています。この試験配管と、そこに付いている流量計などをあわせて「ポンプ性能試験装置」と呼びます。流量計は、ガラス管の中の浮き(フロート)が水の流れで持ち上がり、その位置で流量を読み取る仕組みです。
流量計も経年により劣化すると、ガラス管が曇って目盛りが読めなくなったり、フロートが引っ掛かって動かなくなったりします。今回は、ポンプ性能試験装置のうち流量計を、スプリンクラー設備・屋内消火栓設備の両方で、取り付け部のコックピースごと交換しました。
交換後のポンプ性能試験装置(流量計)と連成計。
交換後のポンプまわり。流量計・圧力計・連成計がそろい、点検でポンプの性能を正しく判定できる状態になりました。
試験配管そのものの交換については、流量試験配管と受け皿(ホッパー)を交換した新宿区の事例で詳しく紹介しています。
8. 同時に行った消防用ホースの交換
ポンプまわりの工事に合わせて、屋内消火栓(1号消火栓)の格納箱6か所分の消防用ホース(40A×15m、1か所に2本)も新しいものに交換しました。1号消火栓用の消防用ホースは、製造年の末日から10年を経過すると耐圧性能点検の対象になり、以降は3年ごとに点検が必要です(易操作性1号消火栓・2号消火栓などのホースは除きます)。10年で交換が義務になるわけではありませんが、古いホースは点検費用をかけ続けるより交換したほうが合理的な場合があります。
9. 費用の考え方
今回の工事金額は非公開とさせていただきますが、費用を左右する主な要因は次のとおりです。
- 吸水管の口径と長さ:今回は150A・約4m。口径が大きいほどフート弁・配管とも高価になります
- 丸ごと交換できるか、水槽内で切断してつなぐか:現場条件で作業内容が変わります
- 同時に交換する部品の範囲:ボールタップ・計器類・流量計・ホースなど
- 作業時間帯:今回は平日日中の作業。夜間や休日の作業は別途費用がかかります
- 届出の有無:設置届が必要な工事では、書類作成と届出の費用がかかります
ポンプまわりの不具合は、1つ見つかるとほかの部品も同じ時期に寿命を迎えていることが多いものです。別々に工事すると、そのたびにポンプを止め、水槽を開け、人を手配することになります。同じ日にまとめて更新すれば、作業の重複が減り、設備の停止時間の合計や費用を抑えられる場合が多くなります。当社の点検先では、点検結果をもとに「次に何をまとめて直すか」をご提案しています。
10. よくあるご質問
Q. フート弁が傷んでいる場合、吸水管ごと交換しなければなりませんか?
A. フート弁だけの交換で済む場合もあります。吸水管の外面・接続部の劣化の程度、引き抜ける空間があるか、貫通部に固着していないかを現地調査で確認したうえで、フート弁のみ・水槽内で切断してつなぐ・丸ごと交換のいずれかをご提案します。
Q. 工事中、スプリンクラーや屋内消火栓は使えますか?
A. 吸水管を抜いているあいだ、スプリンクラーポンプは水を送れません。そのため工事は日中の短時間で終えるよう段取りし、建物の管理者・防火管理者に事前にお伝えしたうえで作業しています。工事の内容によっては、工事中の消防計画の届出や、消火器の配置などの代替措置が必要になることもあり、所轄消防署の取扱いを確認して対応します。今回は朝から作業を始め、午後には試験まで終えて通常の状態に戻しました。
Q. ボールタップはどんな症状が出たら交換すべきですか?
A. 「オーバーフロー管から水が出続けている」「水道料金が急に増えた」「減水警報が出た」といった症状は、ボールタップの不具合が疑われます。点検では浮き玉の状態や止水を確認しており、劣化が進んでいれば交換をご提案します。
Q. 計器が狂っているだけなら、放っておいても大丈夫ですか?
A. 計器が正常に表示されないと、点検でポンプの性能(吐出量・圧力)を判定できず、点検結果が「不良」のままになります。圧力計・連成計は比較的安価な部品ですので、早めの交換をおすすめします。流量計(ポンプ性能試験装置)もあわせて確認します。
Q. 消防署への届出は必要ですか?
A. 今回の工事では、所轄消防署へ設置届を提出しました。着工届・設置届の要否は、工事の内容と所轄消防署の取扱いによって異なります。当社で法令と所轄消防署の取扱いを確認し、必要な書類の作成から届出まで行いますので、オーナー様・管理会社様に書類を作っていただく必要はありません。
Q. 工事にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 今回は、吸水管・フート弁・ボールタップ・計器類・流量計の交換と試験まで含めて1日で完了しました。水槽の形状や天井の高さ、配管の固着の有無によって変わりますので、現地調査の際にお伝えします。
11. まとめ
- 吸水管(サクション管)とフート弁は、ふだん水槽の中に沈んでいて見えない部品。通常の点検では、計器の表示やフート弁の逆止機能から間接的に確認する部分が多くなります。
- 引き抜いた吸水管は、水に浸かっていた部分の外面に劣化が進んでいました。フート弁だけでなく配管ごと交換し、新しい配管には外面被覆鋼管を使いました。
- 「丸ごと交換」できるかは、天井の高さ・吊り元・貫通部の固着で決まります。現地調査でこの見極めをしておくことが大切です。
- ボールタップ・圧力計・連成計・ポンプ性能試験装置(流量計)・ホースも同じ日に更新。ポンプまわりはまとめて直すほうが、停止時間の合計や費用を抑えられる場合が多くなります。
- 作業は平日日中の1日で完了。交換後は呼水槽の補給水が止まり、消防署への設置届も当社で提出しました。
消火ポンプまわりの不具合、点検での指摘は、チヨダ防災にご相談ください
「呼水槽の水が止まらない」「計器が動かない」「減水警報が出る」「点検で指摘を受けたが何から直せばよいか分からない」——現地調査・お見積りは無料です。東京都(新宿本社/町田支店)・神奈川県(横浜本社)・埼玉県(川口市)・千葉県(市川市)の各拠点から伺います。
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チヨダ防災株式会社について
1975年創立。東京都(新宿本社/町田支店)・神奈川県(横浜本社)・埼玉県(川口市)・千葉県(市川市)の5拠点で、消防設備の点検・工事を行っています。点検から工事、消防署への届出まで一貫して対応し、定期点検でお付き合いのあるお客様には、点検結果をもとにした是正工事のご提案と、緊急時の対応を行っています。




