
公開日:2026年10月13日
この記事の要点
- フート弁は、消火ポンプの吸水管の先端(消火水槽の水の中)に付いている逆止弁です。ポンプが水を吸い上げられる状態を保つ役目があります。
- フート弁がきちんと閉じなくなると、ポンプが止まっている間に、吸水管の中の水が水槽へ落ちてしまいます(落水)。吸水管の中が空になると、火災時にポンプを回しても水を吸い上げられないおそれがあります。
- 今回は東京都大田区蒲田の12階建て共同住宅で、呼水槽への補給水が止まらない状態になっていました。消火水槽の中に入り、フート弁と吸水管(サクション管)を交換したところ、補給水は止まりました。
- あわせて、連結送水管の耐圧性能点検、非常灯の交換、住宅用消火器の設置も行いました。
監修:チヨダ防災株式会社 横浜本社 松田 祥吾
消防設備士 甲種第1類・第4類・第5類/乙種第6類/第二種電気工事士。新設を予定している大田区の拠点で、副支店長に就任予定。
「呼水槽の水が止まらない」「ポンプ室で、いつも水の流れる音がしている」。消火ポンプまわりでこうした症状があるとき、原因がポンプ室の中ではなく、消火水槽の底にあることがあります。
水槽の水の中、吸水管の先端に付いている「フート弁」です。水槽の点検口を開けて中をのぞかない限り、オーナー様も管理会社のご担当者も、まず目にすることはありません。建物の中でいちばん人目に触れない消防設備かもしれません。交換工事の件数も多くはなく、当社でもそう頻繁にある工事ではありません。
東京都大田区蒲田の12階建て共同住宅で、その普段は見えないフート弁が、経年により劣化して機能不良を起こし、呼水槽への補給水が止まらない状態になっていました。水槽の中で撮影した写真とあわせて、フート弁の役割、不良のサイン、交換工事の流れをご紹介します。
目次
工事の概要
| 所在地 | 東京都大田区蒲田 |
|---|---|
| 建物 | 共同住宅/地上12階建て |
| きっかけ | 消防設備点検での指摘(屋内消火栓ポンプのフート弁の機能不良。呼水槽への補給水が止まらない状態でした)ほか |
| 主な工事 | 屋内消火栓設備のフート弁(50A)・吸水管(サクション管)の交換 |
| 同時に行った工事 | 連結送水管の配管耐圧性能点検/非常灯の交換/住宅用消火器の設置 |
| 施工時期・工期 | 2026年8月/フート弁・吸水管の交換は2時間程度(水抜き、水張り、試験を終えて、消火栓が使える状態に戻るまで) |
| 施工体制 | フート弁・吸水管の交換と連結送水管の耐圧性能点検は協力会社が施工(当社の社員が立ち会い)/非常灯・照明器具の交換と住宅用消火器の設置は当社の社員が施工 |
フート弁とは|水槽の底でポンプを支える弁
屋内消火栓設備は、消火水槽の水を消火ポンプで吸い上げ、各階の消火栓まで送る設備です。消火水槽が地下にあり、ポンプが水面より高い位置にある建物では、ポンプは水を「吸い上げる」ことになります。
ここで問題になるのが、今回のように水を吸い上げる方式の消火ポンプは、中が水で満たされていないと水を吸い上げられないという点です。
消火ポンプは、中の羽根車を回して水を外へ押し出し、押し出したあとに次の水を引き込む仕組みです。ところが、中にあるのが水ではなく空気だと、軽すぎて押し出す力がほとんど生まれません。羽根車は空気をかき回すだけで、水槽の水を引き上げることができないのです。これが、ポンプの「空回り」です。
だから、ポンプと吸水管の中は、止まっている間もずっと水で満たしておかなければなりません。
そこで、吸水管の先端に付けるのがフート弁です。

図:フート弁のしくみ(模式図)
フート弁の2つの役割
- 逆止弁としての役割:ポンプが水を吸うときだけ開き、ポンプが止まると閉じます。これにより、吸水管の中の水が水槽へ落ちること(落水)を防ぎます。
- 異物の吸い込みを防ぐ役割:フート弁に付属する網(ストレーナー)が、水槽内のごみや錆のかけらをポンプが吸い込むのを防ぎます。
消防法施行規則でも、水源の水位がポンプより低い位置にある場合は吸水管にフート弁を設けること、そしてフート弁は容易に点検できるものであることが定められています(消防法施行規則第12条第1項第6号)。
フート弁が閉じなくなると何が起きるか

図:フート弁が閉じている場合と、閉じない場合の違い(模式図)。右は、呼水槽からの補給が追いつかなくなった場合の例です
フート弁の弁体に錆やごみが挟まったり、弁の当たり面が傷んだりすると、弁がきちんと閉じなくなります。すると、吸水管の水が少しずつ水槽へ落ちていきます。この状態を、現場では「落水(らくすい)」と呼びます。
ポンプの上には「呼水槽(こすいそう)」という補給用のタンクがあり、減った分の水を補っています。ただし、漏れる量が増えて補給が追いつかなくなると、いざ火災というときにポンプが起動しても水が出ないという事態になりかねません。
消火栓の箱もホースも異常がないのに、水が出ない。フート弁の不良が怖いのは、この点です。
落水は、水道料金にも響くことがあります。水槽へ落ちた分だけ、呼水槽に水が補給され続けるためです。補給に水道水を使っている建物では、補給が続くことで使用水量が増え、水道料金が上がることがあります。「消防設備のどこかで水が流れ続けている音がする」「水道料金が急に上がった」というときは、フート弁の不良も原因のひとつとして疑われます。
交換前の状態|錆こぶに覆われたフート弁
こちらが、消火水槽の中で撮影した交換前のフート弁です。

交換前:吸水管に錆が浮き、先端のフート弁は錆こぶに覆われていました
吸水管の表面には錆が筋になって浮き、先端のフート弁は錆こぶに覆われて、元の形が分からない状態でした。水槽の水も錆の色に染まっています。

水槽から取り出したフート弁。弁全体が錆のかたまりに覆われていました
フート弁は、常に水の中にあります。また、吸水管の水面付近は、水位の変動によって水と空気に交互に触れることがあり、腐食に注意が必要な箇所です。普段は見えない場所だからこそ、気づいたときには写真のような状態になっていることがあります。
消火水槽の水は、火災や点検のとき以外はほとんど入れ替わりません。長くたまった水の中で錆や汚れが進み、弁のすき間に挟まることも、弁が閉じなくなる原因のひとつです。
やっかいなのは、ポンプ室の見た目からは分からないことです。床の上のポンプがきれいに塗装され、手入れが行き届いているように見えても、水槽の中のフート弁だけが傷んでいることがあります。
フート弁の不良はどうやって見つけるのか
水槽の底にある弁の不良を、どうやって見つけるのか。消防設備点検では、屋内消火栓設備の点検項目のひとつとしてフート弁を確認することになっています。総務省消防庁の点検要領では、次のような方法が示されています。以下は、点検業者が行う確認の概要です。
| 点検方法 | 確認すること |
|---|---|
| 吸水管を引き上げるか、ワイヤーや鎖などを操作して確認する | 吸水の障害となる異物の付着・詰まりがないこと |
| ポンプの呼水漏斗(じょうご)のコックを開く | 呼水漏斗から連続して水があふれ出ること |
| 呼水漏斗を開き、呼水管のバルブを閉める | 逆止効果が正常であること(呼水漏斗の水位が下がらないこと) |
出典:総務省消防庁「消防用設備等の点検要領 第2 屋内消火栓設備」
写真でフート弁の横に見える細いワイヤーは、ポンプ室側から弁を操作するためのものです。水槽に入らなくても弁の動きを確かめられるようになっています。ただし、ワイヤーで分かるのは弁の動きだけです。ワイヤーも、腐食や劣化によって切れることがあります。錆や異物の付着は、吸水管を引き上げるか、水槽の中を見て確かめます。
なお、建物を管理されている方が、ご自身で水槽のマンホール(点検口)を開けて中をのぞき込むことは、おすすめしません。身を乗り出すと、持ち物を水槽の中に落としたり、ご自身が転落したりするおそれがあります。気になる症状があるときは、点検業者にご連絡ください。
また、普段の管理で気づけるサインもあります。次のような症状があるときは、フート弁の不良が疑われます。
- 呼水槽への補給水が、頻繁に、または止まらずに流れている
- 呼水槽の減水警報が出る
- ポンプを起動しても、圧力がなかなか上がらない
ただし、フート弁以外の箇所からの漏水や、給水装置の不具合でも、似た症状が出ることがあります。原因の切り分けは、点検業者にお任せください。
点検する側が気づくサインもあります。ワイヤーを引いたときの手ごたえがいつもと違う、動きが渋い、といった変化です。
今回の建物では、呼水槽への補給水が止まらない状態になっていました。消防設備点検でフート弁の機能不良が分かり、交換をご提案しました。
フート弁・吸水管の交換工事の流れ
フート弁の交換は、建物の水槽やポンプ室のつくりによって進め方が変わります。大きく分けて、次の2通りがあります。
| 進め方 | 向いている建物 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 吸水管ごとポンプ室側へ引き上げて交換する | 吸水管の真上に十分な高さがあり、管を抜き取れる | 天井の高さが足りない、管が固着しているなどで、引き上げられない場合がある |
| 作業員が水槽の中に入って交換する | 管を引き上げられず、点検口から人が入って作業できる | 狭い場所での作業になるため、安全の確保が欠かせない |
※表が切れている場合は横にスクロールできます →
水槽の水を抜くかどうか、水位をどこまで下げるかは、水槽のつくり、作業する位置、安全に作業できる条件を確認して決めます。水を抜く場合は、排水と、作業後に再び水を張る時間も見込む必要があります。
吸水管を引き上げる場合は、先に管の中の水を抜きます。水が入ったままでは管が重くなり、引き上げが難しくなるためです。フート弁が固着して開かないときは、この水抜きに手間がかかります。
どの進め方になるかで、工事にかかる時間も、消火栓が使えない時間も変わります。そのため、事前の現地調査で水槽の深さ、点検口の位置、吸水管の上の空きを確認しておくことが大切です。
今回の建物は、ポンプ室の天井がそれほど高くありません。そのうえ、吸水管(サクション管)が、コンクリートの床と、パネル型の水槽の天井の両方に固着していました。吸水管をまるごと抜き取るには、固着している部分のコンクリートを削る(はつる)か、その部分で管を切断するしかない状況です。
そこで今回は、水槽の水位を下げたうえで作業員が水槽の中に入り、FRP製の水槽の中で吸水管を切って、新しい管をつなぐ方法を選びました。
1.事前の周知と安全の確保
フート弁を交換している間、屋内消火栓設備は使えません。そのため、工事の日時を関係者の皆さまへ事前にお知らせし、工事中の火気の取り扱いなどに注意していただくようお願いします。今回は、水槽の水を抜くところから、交換、水張り、試験を終えて消火栓が使える状態に戻すまで、2時間程度でした。
また、今回の作業場所は地下ピット内の消火水槽の中です。水槽の中は、酸素が不足したり、有害なガスがたまったりするおそれのある場所です。そのため、作業の前に酸素と硫化水素の濃度を測定し、送風機で換気を行ったうえで、作業にあたりました。
2.既存のフート弁・吸水管の取り外し
ポンプを停止し、水槽の水位を下げてから中に入ります。水槽はFRP製のパネルを組んだものなので、切断のときに水槽を傷つけないよう、まわりを養生します。そのうえで、水槽の天井のすぐ下で吸水管を切断し、錆びたフート弁と吸水管を取り外します。今回は、フート弁だけでなく、水槽内に露出している吸水管(サクション管・約3m)もあわせて交換しました。吸水管にも錆が進んでいたためです。

取り外した吸水管とフート弁。右が水槽のマンホール、左上にあるのが接続に使うカップリングです
3.新しいフート弁・吸水管の取り付け

交換後:新しい吸水管と、先端の赤いフート弁。つなぎ目に巻いているのが防食テープ、横に見えるのが操作用のワイヤーです

交換後:水槽の天井のすぐ下で、既存の配管と新しい吸水管をカップリングでつないでいます
切断した既存の配管に、カップリング(管と管をつなぐ継手)で新しい吸水管を接続し、先端にフート弁(50A)を取り付けます。吸水管の長さは水槽ごとに違います。現地の寸法に合わせた管を用意し、フート弁が水槽の底から適切な高さに来るように取り付けます。
つなぎ目には防食テープを巻き、そのほかの部分には防食塗料を塗って、錆が進むのを防いでいます。あわせて、弁を操作するワイヤーとフック類、接続部のパッキンも新しいものに交換しました。弁だけを新しくしても、ワイヤーが古いままでは、次の点検で弁の動きを確かめられなくなるおそれがあるためです。
4.試験・調整
取り付けが終わったら、ポンプと吸水管に水を満たし、呼水漏斗でフート弁の逆止効果を確認したうえで、ポンプを起動して正常に送水できることを確認しました。交換後は、吸水管の水が水槽へ落ちることなく、ポンプが水を吸い上げる状態に戻りました。交換前は止まらなかった呼水槽への補給水も、交換後は止まることを確認しています。
水槽の中に入る機会に、あわせて見ておきたいところ
消火水槽の中に人が入る機会は、めったにありません。フート弁を交換するときは、次のような箇所もあわせて見ておくと、ほかの劣化や不具合を早めに把握できます。
- 水槽に水を補給する装置(ボールタップなど)の動きと傷み具合
- 水槽の内面や、配管が水槽を貫通している部分の状態
- 水槽の底にたまった錆や沈殿物の量
フート弁は、水槽の底に近い位置に取り付けられています。消火に必要な水量を確保できる位置に設けるためですが、そのぶん、底にたまった錆やごみの影響を受けやすい部品でもあります。
お見積りの段階でお伝えしたこと
今回の建物では、吸水管がコンクリートの床と水槽の天井の両方に固着していました。吸水管をまるごと交換するには、固着している部分をはつるか、その部分で管を切断する必要があります。建物に手を加える工事を、いきなり行うことは避けたいと考えました。
そこで、まずは水槽の中で吸水管を切り、カップリングでつないで、水槽内に出ている吸水管とフート弁を交換する、という段階を踏んだ進め方をご提案しました。床や水槽の天井を貫通している部分の配管は、今回の交換の対象に含めていません。
お見積りの段階で、「今回の交換で症状が改善しない場合は、貫通している部分の配管まで含めた改修が、別途必要になることがあります」とお伝えしたうえで、工事を進めました。
見えない場所の不具合は、原因を一度で言い切れないことがあります。だからこそ、建物への負担が小さい方法から順に進めます。当社では、どこまでが今回の工事範囲で、どこからが次の段階の工事になるのかを、工事の前にお伝えするようにしています。
今回は、水槽内の吸水管とフート弁の交換で補給水が止まったため、次の段階の工事は行っていません。
同時に行った工事(連結送水管・非常灯・住宅用消火器)
今回は、消防設備点検で指摘のあった箇所を、フート弁の交換とあわせてまとめて是正しました。
連結送水管の配管耐圧性能点検
連結送水管の配管は、原則として設置から10年を経過すると、その後3年ごとに耐圧性能点検の対象になります(屋内消火栓設備と共用する部分など、対象外となる部分もあります)。今回は12階建て・1系統の配管について実施しました。点検の内容は、川崎市川崎区の施工事例で詳しくご紹介しています。
非常灯の交換

交換前の非常灯

交換後:LEDの非常灯
点検で指摘のあった非常灯を、LEDの器具に交換しました。取り付け後は、点検スイッチを操作し、内蔵バッテリーに切り替わって点灯することを確かめています。
天井埋込型の常用・非常兼用照明も、あわせてLEDの器具に交換しました。普段は通常の照明として点灯し、停電時には内蔵バッテリーで点灯する器具です。
非常灯の交換については、板橋区の施工事例もあわせてご覧ください。
住宅用消火器の設置
住戸内に備え付けの住宅用消火器が1本なくなっていたため、新しい住宅用消火器(強化液・中性タイプ)を設置しました。住戸内の消火器は、入居者様の入れ替わりの際になくなっていることがあり、点検で見つかることの多い指摘のひとつです。
工事に必要な資格と届出
屋内消火栓設備の工事は甲種第1類の消防設備士、整備は甲種または乙種第1類の消防設備士でなければ行えません。フート弁や吸水管の交換も、消防設備士が行う作業です。
今回のフート弁・吸水管の交換と耐圧性能点検は、協力会社が施工しました。当社では、協力会社に施工をお願いする工事でも、当社の社員が現場に立ち会い、作業の内容と仕上がりを確認しています。
消防署への届出が必要かどうかは、工事の区分や内容によって異なります。今回のフート弁・吸水管の交換では、設置届は不要でした。工事の内容によっては届出が必要になるため、当社では、所轄の消防署に確認し、工事の内容に応じた手続きを行っています。
同じ屋内消火栓設備の配管まわりの工事として、仕切弁・逆止弁の交換事例(横浜市港北区)もご紹介しています。ポンプの性能を確かめる配管に穴があいた事例は、流量試験配管と受け皿(ホッパー)の交換事例(新宿区)をご覧ください。
大田区・品川区の消防設備のご相談はこちら
「点検でポンプまわりを指摘された」「呼水槽の水が止まらない」など、お気軽にご相談ください。現地調査・お見積りは無料です。
電話受付:平日・土曜 9:00〜19:00(日曜・祝日を除く)
よくあるご質問
Q1.フート弁とは何ですか?
消火ポンプの吸水管の先端に付いている逆止弁です。消火水槽がポンプより低い位置にある建物で、吸水管の中の水が水槽へ落ちるのを防ぎ、ポンプがいつでも水を吸い上げられる状態を保ちます。先端の網で、ごみの吸い込みも防ぎます。
Q2.フート弁が壊れると、どうなりますか?
弁がきちんと閉じなくなると、吸水管の水が水槽へ落ちていきます。漏れが大きくなると、火災時にポンプを起動しても水を吸い上げられず、消火栓から水が出ないおそれがあります。
Q3.フート弁の不良に、自分で気づくことはできますか?
呼水槽への補給水が頻繁に流れている、止まらない、減水警報が出るといった症状は、吸水管の水が水槽へ落ちる「落水」などが疑われるサインで、フート弁の不良も原因のひとつです。ただし、原因の特定には専門の確認が必要ですので、消防設備点検を依頼している業者へご相談ください。
Q4.フート弁の交換中、消火栓は使えますか?
交換作業中は、屋内消火栓設備を使用できません。そのため、工事の日時を関係者へ事前にお知らせしたうえで、できるだけ短い時間で作業を終えるようにしています。
Q5.フート弁の交換費用はどのくらいですか?
配管の太さ、交換する吸水管の長さ、水槽の構造や作業のしやすさによって変わります。現地を確認したうえで、お見積りいたします。現地調査・お見積りは無料です。
Q6.水槽の水は、全部抜かないと交換できませんか?
建物によります。吸水管をポンプ室側へ引き上げられる場合や、水槽の中に入って作業できる場合は、水をすべて抜かずに交換できることがあります。水を抜く必要がある場合は、排水と再び水を張る時間がかかるため、事前の現地調査で進め方を決めます。
Q7.フート弁は何年くらいで交換が必要ですか?
決まった交換年数はありません。水槽の水質や設置環境によって傷み方が大きく変わるためです。半年ごとの消防設備点検でフート弁の機能を確認し、逆止効果の低下や著しい腐食が見つかった時点で交換を検討します。
Q8.フート弁の不良で、水道料金が上がることはありますか?
あります。フート弁から水が水槽へ落ち続けると、その分だけ呼水槽に水が補給され続けます。補給に水道水を使っている建物では、補給が続くことで使用水量が増え、水道料金が上がることがあります。水が流れ続ける音がする、料金が急に上がった、というときはご相談ください。
まとめ
フート弁は、消火水槽の水の中にあり、普段は誰の目にも触れません。それでも、この弁の逆止の働きが落ちると、吸水管の水が水槽へ戻ってしまいます。呼水槽からの補給が追いつかなくなれば、ポンプを起動しても正常に水を送れないおそれがあります。
消火器や感知器と違って、傷んでいても外からは分かりません。だからこそ、半年に一度の消防設備点検で状態を確かめ、不良が見つかったら早めに交換しておくことが大切です。
チヨダ防災は、大田区・品川区でも多くの建物の消防設備点検を定期で承っています。ポンプや水槽まわりの不具合も、点検から工事まで自社で対応いたします。
※建物の規模、設備の構成、配管の劣化状況、施工範囲により工事内容は異なります。詳しくは現地調査のうえ、ご提案いたします。



